円
■ 初代:円(まどか) ■
●上2・左2
●火髪・水目・水肌
●剣士

呪いを受けてすぐ天界に保護されたものの、急激な肉体の成長に心が追いつかず、不安定な少女期を過ごした初代様。
それゆえ下界生活スタート時はどこか神がかったあやうい印象の娘でしたが、現実に揉まれながら地に足のついた強いおなごに成長を遂げます。
ちなみに彼女の原初の記憶はお輪ママが朱点に連れ去られる場面で、残念ながら源太パパの記憶は残っていません(パパ涙目)。
自分を最後に守ろうとしてくれた母の記憶と、自身も物心ついた時には母となっていたことから、円は『一族を守るのは母たる者の役目』と思い定めます。竜川の当主を代々女が継ぐのはそんな初代様の遺志から来ているのでした。



与志乃
■ 2代目:与志乃(よしの) ■
●上1・左1
●水髪・水目・土肌
●薙刀士

初代の第2子です。引っ込み思案で、性格はおっとりとしていてひかえめ。
小さい頃は母と兄の背中にべったりでしたが、自分と2ヶ月しか歳の違わない姪っ子の羽矢が来訪してから、急にお姉さん心が芽生えてしっかりしてきます(この叔母・姪コンビは実の姉妹のように仲良く育ちます)。
当主として表に立つのは、与志乃にとってとても気の張る大仕事でしたが、兄と姪っ子の応援を受けてなんとか務め上げました。



茜
■ 3代目:茜(あかね) ■
●上2・左3
●土髪・水目・土肌
●薙刀士

茜は雪夜・花夜双子のママです。身長140cmと小柄で童顔。晩年まで永遠の少女のような容姿でした。
見かけはロリッ子ですが、中身はちゃんと大人な人なので、交神相手の黒曜斎様もちゃんと茜を一人の女性として愛してくれていたりとほのぼのらぶらぶなCP設定なんかもあったり。(…が、周囲からは誤解されまくっている)



神奈
■ 4代目:神奈(かんな) ■
●上3・左3
●土髪・風目・風肌
●薙刀士

神奈は朱雀・青龍兄弟のママ。性格はどっちかというと朱雀寄り(…)でフリーダム。一族の中では初めて雅楽や遊びごとに興味を示した人でもあり、自分ひとりで4人ほど子供を儲けて蹴鞠チームを作ってみたいという野望を抱いてもいたようです。
得意は人の図星を突くこと。趣味はそれをネタに人をからかうこと。そんなちょっぴりいぢわるな才女なのでした。



氷冴
■ 5代目:氷冴(ひさえ) ■
●上1・左3
●水髪・火目・風肌
●剣士

剛毅なモヒカン父に育てられた雄々しく逞しい美人。口調も立ち居振る舞いも王者のように堂々としているため、討伐隊選考試合などに彼女が出ていくと「きゅん…v」とか「ポッv」とかいう擬音がいたるところから聞こえてきたそうな。
そんな感じで隠れファンが多数いた氷冴ですが、本人はその手のオーラには鈍感で、人から好意を寄せられようがまったく頓着しておりませんでした。
そんな彼女が唯一積極的にアタックしたのが十六夜伏丸様。交神後誕生した双子の息子たちは、母からしょっちゅうのろけ話を聞かされて育つのでした。



青龍
■ 6代目:青龍(せいりゅう) ■
●上3・左2(※男子)
●風髪・水目・水肌
●薙刀士

4代目当主神奈の第2子。まさかの男所帯続きで当主を継げる女児がおらず、先代氷冴から「女ではないが、お前なら文句なしにそこらの女よりかわゆいから良いだろう!(バーン)」という本人的にまったく嬉しくないお墨付きで指輪を託されました。
…まぁそれは氷冴流ジョークで(ナチュラルにヒドイけど)、氷冴も青龍の真面目さや責任感の強さを買っていたからこそ彼に継がせることにしたわけですが。
ちなみに実は青龍も密かに氷冴に憧れていたくちなので、このジョークには結構瞬間的ダメージを食らったようです(すぐにフォロー入れてもらったのでなんとか取り繕ったけど)。骨の髄まで苦労人です。



魔矢
■ 7代目:魔矢(まや) ■
●下3・左3
●風髪・風目・風肌
●弓使い

パンクな見た目に反して明るく人懐っこいムードメーカー。戦闘の勘も良く、討伐時は頼り甲斐のある隊長でもありました。
反面、政治的な駆け引きや難しい話は苦手だったので、そのあたりは当時年長だった玄武や、年下ながら思慮深い焔幽が補佐していました。(この時代からしばらく、秀才の多い槍使い家系が当主の仕事をサポートするような関係が続きます)
そそっかしいので失敗もしばしばでしたが、一族にもご近所にも親しまれた当主様でした。



美牙
■ 8代目:美牙(みが) ■
●下2・左3
●火髪・火目・風肌
●剣士

美牙は5代目氷冴の孫にあたります。気風が良くおおらかな姐御肌。女子なので言われてはないはずだけど、「バーンとォ!した感じ」というのがぴったりな当主様。 面倒見も良く、初陣前の子供達の指導から恋愛相談まで、頼まれてなくても買って出ちゃう世話好きな人です。
“おおらかで世話好き”なんて場合によってはおせっかいになりそうですが、美牙は人の心の機微には大変敏く、彼女が動くことで事態が好転する事は多いのでした。巻が焔幽との交神に臨む決意をるすのにも一役買っていたりします。



巻
■ 9代目:巻(まき) ■
●下3・右3
●火髪・火目・土肌
●薙刀士

4代目・神奈の子孫で玄武の娘。玄武パパに似て真面目なしっかり者。
少女時代から年上の焔幽に想いを寄せており、彼の没後も消せない恋心をずっと内に秘めて耐えていた、ある意味“恋に生きた人”でした。
美牙から指輪を受け継いでから3ヶ月ほどしか当主の座にありませんでしたが、その間は寸暇を惜しんで当主の仕事をこなし、一人娘の比鼓能に教えられる限りの技を伝えて、精一杯力を尽くしました。



紅牙
■ 10代目:紅牙(こうが) ■
●上3・右1
●火髪・土目・風肌
●剣士

8代目・美牙の娘で、竜川家の歴史中、一・二を争うカリスマ当主様。鬼朱点討伐時の隊長も務めました。
素だと結構短気で喧嘩っ早い性格ですが(対蛇麻呂様だと明らかに素になっている)、一方で、ここぞという時は状況を正確に分析し、即座に対応できる冷静さも持ち合わせています。
自分の身にはあまり頓着しない分、守るもの・背負うものがあればあるほど強くなる稀有な資質の持ち主で、最愛の二人娘が生まれてからはさらに強さに磨きがかかります(笑)。 大江山戦後、絶望しかける彼女を再び奮い起したのも娘たちの存在でした。



銀牙
■ 11代目:銀牙(ぎんが) ■
●下1・左1
●火髪・水目・火肌
●剣士

10代目・紅牙の第1子。先代がとびぬけたカリスマ性の持ち主だったことや、大江山閉山後しばらく竜川家は御前試合へ出場しなかったことなどから、世間的にはあまり目立たない当主と思われておりましたが、闊達な銀牙のキャラは、ともすると沈みがちな一族を明るく盛りたてておりました。
ずっと当主としての紅牙を見て育っていたので、ちょっと頼りない3バカ兄貴分達に喝を入れるのも慣れたもの(笑)。実は隠れた逸材なのでした。