
ほとんど小説の補足的な事なので、まぁなんというか、無理してここまで読まなくとも小説はお楽しみ頂けると思います(…多分)。 けれども、こちらはこちらで色々脳内設定をかましておりますので、もし興味がおありでしたら是非おつきあいくださいませv
■ここに書かれていることは、竜川一族の小説を書く上での個人的な設定です。
俺屍というゲームの設定自体を決め付けているわけでは決してないことをここに明記しておきます。ご理解ください。
内容は、設定が増え次第(笑)随時更新されますよー。
※最終更新日:2006年9月13日…全体的に推敲、竜川家見取り図追加。
俺屍一族は短命の呪いのために、ものすごい速さで成長し、2歳足らずで死に至ります。
竜川一族の年齢(というか月齢?)が、外見面・精神面ともに普通の人間に当てはめるとどの位になるのかの設定をおおまかな図にしてみました。
多少個人差はあるので早熟な子も居ればいつまでも子どもっぽいのもおりますが、だいたいこんな感じ。
普通なら10ヶ月以上かかる妊娠〜出産までの期間が親神のもとにいる2ヶ月間。子供は新生児の状態でイツ花に連れられ竜川家にやってきます。
その後は、かなりいい加減ですがひと月ごとに普通の人間の6・3・1歳分…と、だんだん速度を落としながら成長していくことにしました。
実際、生まれてから3歳ぐらいまでのお子様の成長は早いですし、そんなに不自然でもないかなぁ…と。
1ヶ月あたまで6歳ほど、2ヶ月あたまで9歳ほどになり初陣を飾れる年齢、3ヶ月目には10歳となります。
3ヶ月目で急成長は終わり、後は1ヶ月に約1歳ずつ歳を取ります。
この法則でいくと、交神可能な8ヶ月目には約15歳…まぁ、平安時代なら妥当なのじゃないかしら(^^;)ちょっと遅めか?
お亡くなりになるのが、だいたい1歳8ヶ月目の27歳。うちのご長寿自慢第1位のたえ(2歳2ヶ月)でも34歳、
普通と比べるとやっぱり早死にです。
初陣が9歳なのはちょっと早いような気もしますが、この辺は気力でカバー。
それに、『こんな幼いうちから…』という悲壮感も管理人の好みとするところなので(おい)良しとしました。
『花と風』の比鼓能を例にしてみると、一章でちょうど1歳=19歳。
やたっちのところにおヨメに行ったのが(笑)1歳1ヶ月=20歳。
ということになります。この頃、最年長の巌幽は26歳相当…兄さん実はかなりやばかった(^^;)
交神ついて…と言うと、大抵してるかしてないか(おい)という話題になるわけですが、竜川家千年史では交渉ありの方向で書いてます。
ただ細かい事をいうと、
『交神』=神と交わること
『交神の儀』=神の棲む場所と地上とを繋ぎ、互いの存在をほぼ等しいものにするための神事
というふうに分けて考えてます。前者はまぁ何も言う事はないので、本項では後者の『交神の儀』についての設定を述べてまいります。
交神の儀で神の住まいと地上とを結ぶ時できる道の事を、小説中では『神の通い路』と言ってます。
ご指名された神様は、その道を通って下界に降り、そこでいったん神事の影響を受けて神気を人間と交われる状態まで落とします。
逆に一族のほうは、この儀式によってより神様に近い状態になってます。
さてめでたく地上にてご対面となりましたら、今度は神様が、神気が落ちた状態のまま相手の一族を一緒に連れて自宅(笑)
まで戻らなくてはなりません。神様のお家に無事たどりつく着くまでが『交神の儀』なのであります(まるで遠足)。
いくら神事が生む力とイツ花の舞のサポートがあると言っても、神気の落ちた状態で一族を連れて自分ちに戻るのは神様にとって重労働なので、
天界に一族を連れて行く際には『神の通い路』が荒れます。
『通い路』を通る時間の感覚は一族によりまちまちですが、大抵一瞬です。しかし某娘は結構長い時間に感じたようで、「何が起こってるのかしら〜」と
状況を考察する余裕までかました結果、いろいろあったり無かったり、だったようです(笑)。
逆に帰りは一族一人降ろしてやればいいので楽といえば楽。
ちなみに、その昔神様達は、その気になりさえすれば『神の通い路』を自分で作っていつでも地上に通うことができました。
これは重大な禁忌とされてはいたのですが、自分で作れちゃう以上、使いたくなったら使ってしまうのが人情(神情?)というもの。
お業さんが地上に降りたのももちろんこの方法ということになります。
その結果として引き起こされた事態がアレだったため、朱点封じ込め以降『神の通い路使用禁止令』が発布され、
現在では天界トップの昼子さんの力添え無しには神様達は地上に下りられなくなってしまっているのでした。
でっちあげも甚だしいですが、『花と風』五章で書いたように竜川家千年史版『“しゅ”の首輪』は二種類あります。
その違いをまとめたのが本項です。
●『呪の首輪』
天界に始めからあった、禁忌を犯した神を地上につないで封印するための刑具。
罪を犯した一柱を、高位の神複数の力を束ねた首輪によって押え込む。
封じ込められた神は、封じられた場所から出ることができない。…文字通り首輪ですね。
当家の設定では、天界の『呪の首輪』で下界につながれてらっしゃる神様は、
氷ノ皇子、片羽ノお業、雷電&太刀風ブラザーズ、赤猫お夏、九尾吊りお紺、大江ノ捨丸
ということになっておりまして、この人達は
『ちょうど良く地上に居るんだからついでに鍛えてやってほしいナ』という昼子さん夕子さんの都合により、
一族がやって来た時には肉体を与えられて戦闘可能な状態にさせられるわけなのです。
ただ、ちょっと例外なのが氷ノ皇子。
彼は自分で首輪をつけて力を封印し、永久氷室での隠居暮らしを決め込んでいたため、その気になれば自分で首輪をはずして
天界に帰ったり出歩いたりする事は可能なのでした。
そんなの普通なら許されないことですが、ほら、やっぱ男神のトップなわけだし、うえ(天界)での派閥争いに下手に加わられる
ことになるよりは下に行っててもらったほうが良いかってことで、夕子さんも黙認していたんですよ。きっと(苦しいな相変わらず)。
●『朱の首輪』
黄川人が『呪の首輪』をまねて作ったもの。神様の力を押え込んで地上につなぎとめるのは『呪〜』と同じ。
違うのは首輪をつけられた神が鬼の姿に変えられ、黄川人の傀儡にされてしまうこと。
これを使って天界の神を貶めることで、きっつぁんは神様達を皮肉っているのでした。
ちなみにきっつぁんがこの首輪の存在を知ったのは、氷ノ皇子の所に居た時だと思う。
●『短命の呪い』考
ほとんど『花と風』七章で書いてしまいましたが、竜川一族が早死にするのは、「早死にしろ〜」という
直接的な呪いがかかっているからではない、ということにいたしました。
一族は、幼少時こそ体力が著しく上がりますが、ある程度になると身体の成長は止まり、後はひたすら技を
強めていくことになります。この技というのは、もともとは神が人間に伝えたものですから、人間が使うにはかなり荷が勝ちすぎる力です。
しかし一族たちは、体力はわりと早い段階で成長が止まってしまうというのに、技のほうは晩年に近くなればなるほど強まっていきます。
結果、どんどん強くなる神の力に、身体のほうがついていけなくなってしまうのです。
ですからたとえ短命の呪いがかけられていなかったとしても、一族が戦って力をつけていけば、最終的
には自らの力に耐え切れなくなり、普通の人間よりも早く命を落とすことになっています。
けれども、強くならなければ呪いを解く鍵には手が届きませんから、一族は戦うしかないのです。
黄川人はそれを知っていて、一族の成長を早めただけです。しかしこれ、直接的な呪いより数倍陰湿です。
うちのきっつぁんはかなり根性悪(笑)…つーか、こんなこと考え付く管理人がサドなのか(汗)。
●『種絶の呪い』考
交神の儀の項で交渉ありとか書いちゃったんだから、もちろん一族は不能なわけではありません。
できるけどできないってだけ(ああっ、石を投げないでっ)の話です。
身体にどこも欠陥がない場合でもこればっかりは確率の問題ですから…一族の場合は、この確率を人間との生殖行為の場合のみ
0%にされてしまっているんじゃないかなと。
人との間に子孫を残せないというのは、『一族と他の人々との間に絆を作らせない為』という理由もありそうな気がする。
竜川家の屋敷は、源太パパの持ち家を徐々に増改築していったことにしてます。
それなので、もとからあった母屋(寝殿造りでいうところの寝殿)と北の離れ(北対)と門は古めかしく、後から
建て増しした東西の離れは新しいという事になってます(第1回目の改築で東対、2回目の改装で西対を増築)。
当主は母屋に住むことに決まってますが、他の連中は適当に好きなところに宿っており、男女の住み分けはとくにしていません。
鬼退治以外ではわりとアバウトな一族です。
下の画像は自分用の妄想見取り図。西対は後から無理矢理建てたものなのでぎゅうぎゅうです。へんな家なのはわかってる(笑)。 ……蔵は、ゲーム画面見るとかなり有るんですけど…割愛(笑)。
※黄色の部分は渡殿や簀子などの通路。緑の部分は垣を立てている所。