『夜明けの子守唄』あとがき(という名の語り)

やってしまいました…。竜川家の夜の帝王(笑)・螺玖王の少年時代です。 これを表にUPするのはかなり戸惑ったのですが(冒頭とかちょいアレなので)あまりにも作品数少ないのでえいっと公式デビュー。
某所で好き放題やってるのをご覧になっている方にとっては、少し意外な話だったと思います(そうでもない?)。
某所で好き放題やってる螺玖王は、もう酸いも甘いも噛み分けたすれっからしですが、 始めからそこまで海千山千だったわけではないです(^^;)というわけで、そこのところをちょっと書いてみました。
少年時代の螺玖はまだいくらか繊細で、一族の運命に対してどこか諦観したところがありました。 何にも執着を持たないように しているので、その分冷たいです。優しいふりして実は冷たいという。
それが少しあったかい方向に変わるきっかけになったのが、母・更紗の死だったということにしてみました。
あんまりすっきりした終わり方をしてないので、読後感がいまいちかも知れません。ち…力が足りなかった(汗)。
しかし、何にも本気にならずに遊んでいた頃と、本気で遊ぶようになってしまった成長後……って、 い…いいのかこれで!?なんか間違えてないか?どっちにしてもろくでなしだよ…。
それにしても、根雪との事といい更紗との事いい、結局は螺玖王お子様扱いで、なんだか初々しいです。
ちなみに根雪は、螺玖の師匠のようなヒトですね(やばい方面のではなく・笑)…こういう大人になりてぇ、という理想の女だったようです。
どうも奴はクールビューティーに弱いところがあるようですな。

ヤマもオチも笑いもないだらだらした短編になってしまいました。すみません。
しかし、好きな息子の話なので、楽しんで書けました。
ここまで読んでくださり、有り難うございました!

二〇〇三年師走 二兎拝

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