■ 百足お銀 ■
初描きの百足お銀さんです。
実はこの絵、去年の2月に下書きを始めたのですが、ぼやぼやしてるうちにすっかり春めいてしまって描く気が失せ、 今年まで持ち越されたという、完成までにかなりの時間を(無駄に)費やした一枚でした。ようやくお披露目できてホッとしましたよー(^^;)
神様絵っていつもいつも背景をどう処理しようかですごく悩むのですが、お銀さんはこの氷雪針地獄を背負わせよう!とパッと決まってしまいました。 この姿で地獄にいたわけではないですけど、喚起される風景ってことで。
構図というか、百足の配置がわりと面白くできて気に入ってます。
個人的に、お銀さんは天界でもゲートキーパー的な役割をお持ちの方だったんじゃないかなーと思ってまして、 腕が立ち、性格も生真面目で己の責務に誇りを持ってる神様…というイメージがあります。
地獄で朱点の良いように操られていた過去は彼女にとって相当な屈辱で、天界に戻ってからもその事をすごく悔やんで思い詰めていそう。
(アルシュ水彩紙 細目/透明水彩)