叶恵は実は嚆矢とスピリットが似ているのです(改めて見るたら色も似てた)
■ 漫才コンビ ■
ちょっとユルい絵が描きたくなったのでがしがしとらくがいてみました。 「鬼の妻問ひ」2章から登場した、当主・叶恵(かのえ)と寂幽(じゃくゆう)兄さん。
叶恵はせっかちで熱血で情にもろい頑張りやさん、寂幽は好々爺のごとくまったりした天然ボケです(何それ)。 張り切ってる当主様を、寂幽なにやら無責任な感じにもちあげております(笑)。
「鬼妻」考え始めた時点ではこの二人の性格はまったく考えて おらなんだので、いざ書く段になってものすごく悩んだのですが、いつの間にかボケとツッコミに役割分担され 少しずついい具合に動いてくれるように…(よかった…)。
叶恵はわりかし若いうちに当主になったため、一族からは慕われると言うよりは 親しまれ、からかわれ、可愛がられながら家の中をまとめております。
のらくらして何考えてるのかわからない寂幽も、すぐ下に生まれた叶恵の事は 妹のように可愛く思っており、彼なりに彼女の助けになりたいと考えては いるのですが、なにぶん何考えてるかわからないので(…)叶恵は 「寂幽兄さんはのんきな人だから私がしっかり面倒見てやらなきゃ」 と思っているのでした。嗚呼幸せなすれ違い(笑)。
(ワトソン水彩紙/透明水彩)