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■ 秋茜 ■
9月TOPは竜川家暗黒時代を生きた面子。
右から双弦(そうげん)、神矢(じんや)、羽雅音(はがね)と申します。 装束からお察しいただけるとおり、神矢と双弦は親子です(似てないけどorz)。羽雅音と双弦は1コ違いで、羽雅音のほうが年上。 一見するとおとうさんと姉弟な雰囲気の絵ですが、羽雅音は悪タレ双子兄・黒鉄の娘ですよ。
えー…実はこの3人、2辺が一方通行の三角関係という結構とんでもない脳内設定がございます。羽雅音は神矢の事を幼少の頃から慕っており、 双弦はそんな羽雅音の気持ちに昔から感づいていながらも、少しづつ彼女を好きになってしまいます。 この絵は双弦がすっかり己の気持ちを自覚してしまっている頃です…うーん、4〜5ヶ月ぐらいって感じでしょうか(メンタル的には11〜12歳ぐらい)。
竜川家妄想では、“子供の頃面倒を見てくれた年上の一族に恋する”子が幾人かおりまして、羽雅音もそんなひとりなのですが、 “親父が恋のライバル”っつー特殊なポジションの息子は短かくも長い長い竜川家の歴史の中においても双弦ぐらいなものです。なんて難儀な奴。
しかし、渦中の神矢パパはといいますと……この人、とても強く優しく優秀で、真っ直ぐな心根の持ち主なのですが、 人の心の機微…こと色恋に関してはものっっっそいニブチンなのでして。
よもや姪っ子のように可愛がっている女の子が自分に惚れてるなどとはもちろん思いもよらぬうえ、息子がその女の子に想いを寄せている事も、 ニブチンなライバル(つまり己)の鈍感さ具合をウザがっている事も、つゆほども気づいてはいないのです。
それどころか、『息子の態度が最近なんだかよそよそしいのは、反抗期ってやつなんだろうか… まだまだ子供だと思ってたのに、いつの間にか大人になっていくんだなぁ』などとあさってな事を考えたりしちゃってるのです。
彼が思っているほど、子供達は子供ではなかったわけなのですが。
そんな暢気な親父をそれでもやっぱり尊敬もしているだけに、複雑な気持ちが募るばかりの双弦なのでした。
…ちなみに、管理人は何故か双弦の目は水目だとずっと思っていたのですが、全部仕上がってからふとプレイメモを見返したら土目だったことに気づき、 慌てて塗り直したという事実はここだけの秘密です。
(ワトソン紙/透明水彩/カラーインク/リキテックス)